ダイヤモンド・プリンセス  チャーター クルーズレポート

2017年8月12日~8月20日(9日間)チャーター会社スタッフによる乗船レポートです。 

目次

徳島市阿波おどりと熊野大花火 美しい日本の夏を巡る9日間

~瀬戸内海、関門海峡、富士山展望、大阪、釜山~

1日目 (8/12) 横浜港出港

横浜港を拠点に日本に就航しているダイヤモンド・プリンセス。朝方の雨がやみ、横浜大桟橋は、見送りに来た人やお盆休みで横浜へ遊びに来ていた人など大勢が大型客船を見に来ていました。夕方、無事出港し、沖合でタグボードと別れ、横浜港を後にしました。

2日目(8/13)徳島港入港前の船内

『踊らなそんそん♪』とオプションで阿波おどりを体験するコースに申込した人達は、朝から徳島市から教えにこられた方から直接指導を受けて踊りを練習。夜の本番には連として参加していました。

2日目(8/13)徳島港入港前の船内   オリジナルイベント:子供将棋

【オリジナル・イベント】
・子供将棋教室(女性のための将棋講座)
船内では、朝9時からの子供将棋教室が始まりました。夏休みの時期なので、比較的多くの子供連れのご家族の乗客がいらっしゃいました。親御さんから進められ夏休みの課題として取り組む子供や前から将棋を知らなかった子供達が参加していました。とても目を✨させていたのが印象的でした。また、後日、午後からの「女性のための将棋講座」では、将棋に縁遠い女性の方に今話題の将棋について、歴史やミニ知識を教える講座が行われていました。昔習った方や孫とあるいは親子対局したいとご一緒に参加する方で老若男女で席が埋まっていました。みんな真剣時折歓喜!

2日目(8/13)徳島港入港        徳島市阿波おどりを体験または鑑賞

旅のハイライトのひとつ「徳島市阿波おどり」を鑑賞。徳島市内は、熱気が溢ふれ、屋台などの出店が並びお祭りムード一色でした。桟敷席は、客船の乗客や一般の観光客でいっぱい。そんな雰囲気の中、地元の方の熱気溢れる本場の踊りを間近で見ることができ大感動!

3日目 (8/14)終日クルーズ① 瀬戸内海

朝、ふとバルコニーから景色を眺めると瀬戸大橋が見えました。橋の下を自分の客船がくぐり抜ける場面を見に、急ぎ足でトップデッキへ移動。

3日目 (8/14)終日クルーズ② 瀬戸内海

プール近に設置してある大画面が橋の下をすれすれに通る様に見え、とてもハラハラしました。周りからは『おー!』とどよめきの声も湧き上がりました。

3日目 (8/14)終日クルーズ 瀬戸内海

船内ではオリジナルイベントが盛り沢山!!
【オリジナル・イベント】
●歌声喫茶
懐かしい昭和歌謡曲をみんなで合唱!学生気分に戻っているかのようで歌声も弾んでいました。手元には、歌いたい歌本とリクエスト用紙。歌いながら次々と記入している様子でした。

3日目 (8/14)終日クルーズ 瀬戸内海

【オリジナル・イベント】
日本交響楽団による弦楽四重奏『船上スペシャルコンサート』
日本交響楽団は1946年創立で年間150超の公演をしている日本を代表するオーケストラ。弦楽四重奏とは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ及びコントラバスの4つで演奏からなります。船前方のシアターで弦楽器の四重奏がおりなす美しいハーモニーを聴き、しばし芸術的な素晴らしい音楽に身を委ねる至福の夜を過ごしました。

3日目 (8/14) 

☆☆フォーマル・デイの夜 名物のシャンパンタワー☆☆
ドレスコードがフォーマルデーのこの夜、プリンセスクルーズの名物である催し、シャンパンタワーが吹き抜けの船の中央にお目見えした。昼間、グラスを段々と重ねて行く姿はハラハラ、ドキドキ。一説では、『本物のガラスのシャンパングラスを重ねても、崩れない安定した客船である』と云う。グラスにシャンパンを注ぎたい方は、早めに列に並ぶことをおススメします。

4日目 (8/15) 関門海峡と釜山

夕刻釜山へ到着。夜着なので、ツアーに参加される方が多く、船の近くには何台もの大型バスが並んでいた。船からバスへ次々に乗込み韓国・釜山観光へ出かけていきました。その他に、市内までのシャトルバスと免税店直通のバスが出ていてた。韓国や釜山を訪れたことのある方や「ツアーのお申込みをしなかったが出かけて見たくなった」と利用する人がいました。出港前の帰船時間にはギリギリまで楽しんだ方でいっぱいでした。

5日目 (8/17) 終日クルーズ

今日は、空が澄み渡り、燦燦と輝く太陽が照り付け、南国の陽気?!プールやジャグジーは大人気。実は・・後方のあるプールとジャグジーが穴場でした。お一人で独り占めしている男性を発見!青い空を眺めながらのジャグジーは気持ち良さそう!

6日目 (8/17) 熊野大花火 (熊野沖停泊)

出港以来、心配していた熊野の天気予報。ずっと”サンダーストーム(雷鳴を伴う暴風雨)”だった。今朝、曇りに変わっていた。その後、船内放送があり、本日の熊野大花火は行われるとアナウンスが流れました。皆一斉にお祭り気分になりました。花火を着物や浴衣を着て見ようとレンタル着物は、賑わっていました。
【オリジナル・イベント】
・レンタル着物・浴衣、組紐教室
(※組紐を自分で作るレッスンも行われていたました。)

6日目 (8/17) 熊野大花火 (熊野沖停泊)

まだ、薄明るい時間。予定より早く熊野沖に到着。日本船2隻『飛鳥Ⅱ』と『ぱしふぃっくびーなす』は既に到着していた。少し後から『にっぽん丸』が到着。ダイヤモンド・プリンセスは、バルコニーが多く、他船より大型客船のため、トップデッキなどの方側からでも乗客が花火を見る事が可能な面積が大きい。今宵はこの4隻のお客様がそれぞれの船上から熊野大花火を鑑賞。

6日目 (8/17) 熊野大花火 (熊野沖停泊)

「花火はどちら側?」という疑問。実は直前までわからないのです。では観覧場所のご紹介をします。大型客船ダイヤモンド・プリンセスでの船上花火観覧のスポットは①トップデッキ(プール周りとさらに上の階)②プロムナードデッキ ③花火側のバルコニー付きのお部屋となります。また賢い案として乗客の方から、船上で仲良くなった人が反対側のバルコニー付きのお部屋だったので、お約束をして「どちら側になってもバルコニーから眺められるようにしていた」というお話をお聞きしました。船上でのコミュニケーションも大切。より楽しくなるようです。

6日目 (8/17) 熊野大花火 (熊野沖停泊)

夜7時過ぎ、予定通り。2017年熊野大花火開催!スタートいたしました。打ち上げ演目が書かれたチラシを船の明かりで見ながら観賞。待ちの明かりも消え、浮かび上るのは、美しく開く花火の数々。小さなものから大きなものまで。ドーンという打ち上げの音が鳴り響き、続いて輝く光達。実際見た人にしかわからないのですが、水上から打ち上げる花火のスケールが大きくそして近いので大感動でした。

7日目 (8/18) 大阪港入港 

この日は、大阪港に入港。国内なので、地下鉄やバスを利用して、各自で道頓堀や通天閣に足を延ばす人も多く見かけました。ファミリーや若い方は、オプショナルでテーマパークへ行った方もいました。前日お会いした時から「このテーマパークを楽しみにしていた」と笑顔でお話させれていたのを思い出しました。お天気も良く、汗をかくほど暑すぎるぐらいな日でした。

客船の日本人スタッフ

プリンセスクルーズ社が日本を拠点にクルーズを始めたのが2012年。今年で5年目となり、日本人のお客様に向けてのサービスも手厚かったです。例えば、船内では至る所に日本語の看板。エレベータの中の階数表示やカジノのルール、プールの「飛び込み禁止」まで。そして、何より運航する客船のスタッフに日本語を理解し話せる外国人や日本人がいることでした。ルームサービスを日本語で注文できる事もあり、本当に驚きました。外国船でありながら、日本人が喜ぶサービスや清潔さ、気付きなどによるプリンセスの心地よさを体験した旅でした。

8日目 (8/19) 清水港入港 

入港時は曇り。昨晩から急に肌寒くなり気温の変化にビックリ。船上では1枚羽織る人が多かった。最終日前日ということもあり、また、8日目ということもあり、港近くで美味しく新鮮なお寿司やお魚料理に舌鼓し、早めに船に戻り、船内施設を楽しむ人も見受けられました。残り僅かな船旅を楽しむかのように慣れてきた自分のお気に入りで過ごされている様子でした。

8日目 (8/19) 清水港入港 

昨日と今日午前中は、ダンス雑誌のコラボレーションイベントが開催されました。ダンスプロ男女ペア―の方をお迎えし、ダンス愛好家の方々がたくさん乗船されてました。ご参加の皆さんは、本格的に社交ダンスをなさっている様子で、ご衣裳持参で踊られていました。社交ダンスを楽しんでいる姿は見ているだけでも優雅な気持ちになりました。

9日目 (8/20) 横浜港帰港

もうすぐ着岸!横浜へ帰港です。良く見るとスーッと船体が岸へ近くなってゆきました。朝からトップデッキのプール脇のチェアーに寝そべって、名残惜しい船旅を思い起こしているご様子のご夫婦を見ました。仲睦まじく、静かに並んでいた姿は、長年寄添いあった無言の同調した空気が流れていた。今回のクルーズ旅行が「感動と大切な思い出」となることを願って下船しました。また、船上でお会いしましょう!